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2019.03.26
お食い初めって?

赤ちゃんが誕生すると、様々な祝いごとがあります。
生後1ヶ月頃に行うお宮参りが終わったら、次は生後100日目頃にあるのが「お食い初め」です。
「お食い初め」の方法は、地域によって様々です。
今回は、お食い初めの「どうやってやるの?」や「いつやるの?」についてお答えしましょう。
赤ちゃんが生まれるとする行事のひとつの、「お食い初め」ってどんな行事ですか?
実際、赤ちゃんが生まれてからお食い初めという言葉を知ったという方もいるのではないでしょうか? お食い初めは、「子供が生涯食べることに困らないように」という願いを込めて行う儀式です。赤ちゃんに初めて母乳やミルク以外の食べ物をあげますが、実際に口の中に入れるわけではありません。お料理に当てた祝箸をちょんちょんと唇に触れさせ、食べ物をあげる真似をします。 また、お料理を食べさせる真似をしたあとには、石を使って「歯固めの儀式」を行うことも多いようです。歯固めの儀式とは、丈夫な歯が生え、食べ物に困らないようにと祈る儀式のことです。
お食い初めはいつ頃するのが良いのでしょうか?
お食い初めをする時期は、生後100日~120日目が多いようです。 「百日の祝い(ももかのいわい)」などと呼ぶ地域もあります。また、厳密に日付が決められているわけではないため、日にちはズレてしまっても問題はありません。赤ちゃんの体調やご家庭の都合に合わせて行いましょう。
お食い初めをはじめる前の準備として、まずは食器を用意しましょう。
昔からの習わしでは、食器は漆器で、鶴や松などの蒔絵模様が描かれている祝い膳などがあり、
男の子の場合は全部が朱塗り、女の子の場合は外側が黒塗りかつ内側が朱塗りのものなど、さまざまです。
地域でも違いはありますし、必ずそうしなければいけないというわけではありません。
特に食器にこだわらないという方は、今後のことを考え離乳食用の食器を使用してもよいでしょう。
その際、お食い初めの基本的な献立については後述しますが、ご飯、三菜がきちんと盛り付けることができるサイズのものが必要です。
また、汁物もあるのでお椀を準備することも忘れないようにしましょう。
食器を準備する際に、併せて用意したいのが晴れの日にふさわしい祝箸です。
祝箸は、末広がりの「八」の意味を込め、八寸(約24cm)で作られています。
また、箸の両端が細くなっており、片方で人が食べ、片方は神様が食べるものという意味合いが込められています。
ぜひ、祝箸も用意しお食い初めの儀式を実施してみましょう。
食事はどんな献立にすればいいのでしょうか?
お食い初めの献立は、昔からの習わしとして一汁三菜(御飯、鯛の塩焼き、煮物、汁物、香の物)が一般的と言われています。
お食い初めの服装や行い方について決まりはありますか?
お食い初めの服装には「色直し式」という儀式もあります。生後100日までは白い産着で、お食い初めの際に、初めて色に染まった小袖を着せてあげてお祝いします。 両親の服装は必ずしも正装がよいというわけではありません。内輪で行う場合は普段着でもよく、それぞれのご家庭の方法で行うことができます。また、写真撮影は正装としても、普段着のまま撮影してもよいでしょう。
赤ちゃんに、ごはん→汁物、ごはん→魚、ごはん→汁物を3回繰り返すなどがあり、順番にこだわらない方は順番通りではなくてもよいですが、その場合は一品ずつ食べさせる真似をしていきます。 行い方については、ご飯粒を一粒だけ食べさせる「ひとつぶなめ」というものもありますが、離乳食が始まっていない時期ですので無理に食べさせず、真似をするだけにしましょう。 全ての料理を食べさせる真似が終わったら、最後に歯固めの儀式を行います。箸を石に付けてその箸を赤ちゃんの歯茎につけ、丈夫な歯が生え、食べ物に困らないようにお願いをします。 お食い初めが終わったあとには、お料理は捨ててしまわずお祝いした人たちで食べ、石は頂いた神社などに戻しましょう。
〜MEMORIES OF LIFE〜
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