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2019.05.01

1歳のバースデー★一升餅って何?

MM

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1歳のバースデー★一升餅って何?

1歳のお誕生日に「一升餅」を背負わせるんだよとおじいちゃんやおばあちゃんから聞いたことはありませんか?

お子様がいない方でもお宮参りや七五三は知っている人が多いと思いますが、「一升餅」となると

???? 聞いたことない!という方人も多いのではないでしょうか?

 

「一升餅」とは、モチ米一升(1800g)を使い丸型に作った祝い餅になります。

子供の1歳の誕生日に、この一升餅をかつがせる風習が今でも日本各地に伝わっています。

でも…まだ体も小さく1歳になったばかりのお子さまに、こんなに大きなお餅を背負わせるのはなぜなのでしょう?

一升餅の由来や、お祝い方法について解説したいと思います。

 

一升餅の由来
米作文化の日本人にとって、お餅は特別な意味を持つ食べ物であったため、 出産・誕生・祭り・正月・五節句などのハレの日には必ずお餅をついてお祝いしてきました。 中でも「一升餅」は、一升分(1800g)ものお餅を丸くした大きなお餅になります。

昔は赤ちゃんが1歳になるまで無事育つことが難しかったこともあり、「1歳の誕生日」には特別な意味がありました。

一升餅の「一升(いっしょう)」には、お子さまのこれからの人生=「一生(いっしょう)」の意味が掛けられており、おめでたいお餅と合わせることで「一生食べ物に困らないように」「一生、健康でありますように」といった願いが込められています。

また、一升餅の丸くて平たい形には「一生、円満に過ごせるように」という意味合いもあるようです。

昔の人はこの大きなお餅にお子さまの成長を願い、様々な気持ちを託したのでしょう。 一升餅の呼び名は地域によって異なります。

「一升餅」が最もポピュラーですが、地域によっては「誕生餅」「餅背負い」「力餅」などとも呼ばれています。 また餅をかつぐのではなく、草履をはかせて餅の上に立たせる地域では「餅踏み」「踏み餅」などと呼ばれています。

一升餅のお祝い方法
昔ながらの「一升餅」は、餅を風呂敷に包んで、お子さまに斜めがけにして背負わせるのが一般的です。

斜めがけに背負わせるのは、お餅の重みでお子さまの首が締まらないようにするためですので、必ず片方の肩から反対の脇下へ斜めがけにして背負わせるようにしましょう。 また、背負いやすく後で分けやすいよう小型の餅をいくつか入れる形や、縁起の良い白蛇に見立て小ぶりの餅をつなげたものなど、「一升餅」の形もさまざまに変化しています。

近頃では、小さなお子さまが背負いやすく、可愛いらしいリュックも売られていますので、そちらを利用するのもいいでしょう。

モチ米一升(1800g)を使う「一升餅」は、重さがだいたい2kgくらいになるため、 1歳のお子さまが背負うには、なかなか大変な重量になります。 でも大丈夫、「一升餅」はかつげてもかつげなくても大成功とされています。

●かつげたなら身を立てることができる

●かつげなかったら親元に長くいる

と、どちらも良い意味に取られます。

 

最近は1歳を迎えたお子さまにお餅を背負わせる「一升餅」とあわせて、「選び取り」を実施する地域もあります。

選び取りは、お子さまの前に様々なものを置いて、どれを手に取るかで将来の仕事や才能を占う伝統行事です。

お子様の前に置く道具としてオーソドックスなのは、「そろばん=商才がある」「筆=学がつく、学者になる」「お金=お金に困らない」です。

近年では現代的なアレンジも入って、「箸=食べ物に困らない、料理人になる」「楽器=ミュージシャン・音楽家になる」「ボールなどスポーツ用品=そのスポーツで名を成す」など、バリエーションが豊富になってきています。

また道具を用意しなくても手軽に選び取りができるように、「選び取りカード」も市販されています。

ご家族で楽しく1歳のお誕生日の余興として楽しんでみてはいかがでしょうか?

【バースデー撮影のできるスズヤグループのフォトスタジオ】
 〜栃木県〜

 

 

 

〜MEMORIES OF LIFE〜

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