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  • 文化情報

2019.04.30

第一回「社長さんに会いにいこう!」 
株式会社鈴屋 鈴木健一郎社長vol.2

つきりん

つきりん

第一回「社長さんに会いにいこう!」 株式会社鈴屋 鈴木健一郎社長vol.2

つきりんです。
私のテーマは「人との出会い」です。

記念すべき第一回は、MOLの運営会社でもある

株式会社鈴屋 代表取締役 鈴木健一郎社長のインタビューをお送りしております。

今回は前回の続きvol.2です。

つきりん前回までは社長の鈴木社長の「夢」を教えて頂きました。
今回は、社長の経営観や人生観について教えて頂きたいと思います。
まず、社長の経営哲学や何か支えになっている考え方などありますか?

 そうですね…。
私はTKC会長の飯塚毅氏に非常に感銘を受け、飯塚先生から「禅の教えを」学びました。
そして、20年ほど前、芳村思風先生と出会い 「感性論哲学」を学びはじめました。
最近では、中村天風先生を勉強し直し、その「天風哲学」も学んでいます。
私自身、「禅」×「感性論哲学」×「天風哲学」の 3つを掛け合わせた自分流の哲学を日々創りあげています。

つきりん3つの教えをミックスして鈴木社長の哲学が創り上げられているんですね…。
非常に興味深いですね。
鈴木社長は、経営ビジョンの中に「感性カンパニーを創る」と謳っていますが,
感性論哲学の実践として鈴木社長は
「感性」とはどのようにしたら磨かれると思いますか?

 
私は、 「求感性(ぐかんせい)=常に問いをもつ!」ことが 一番大切だと思っています。
問い=気づきです。気づき=感性なんです。
気づきがなければすべて流れてしまいます。 お客様にも寄り添えませんし、 コミュニケーションも一方通行です。
ですので、常に問いを持つ事が何かを感じ、何かに気づきます。それが「感性」を高められる一番の方法だと思っています。

つきりんということは…株式会社鈴屋は、「目配り・気配り・心配り」を基本動作として掲げていますが
そのベースになるものは、
お客様が何を求めているかの気づくこと=感性がベースにあるという解釈でいいのですか?

そうです。
「気づき、行動する」そして「心をこめる」!が重要になるんです。

つきりんただ気づいて行動をすると何かものたりない気がしますし…心を込めることは当たり前だと思いますが…。

 そうです。当たり前です。
しかし、当たり前になると作業になりがちなんです。
ですので鈴屋は、個人個人の「心」に着目し、 心を高める、心を磨く教育をしています。
「心が変われば人生が変わる」 その心を変えるのは自分自身でもあり、6つの心を意識し、 日々実践していただいてます。
「感謝の心、素直な心、謙虚な心、反省の心、奉仕の心、積極の心」の 鈴屋が大切にする6つの心です。
6つの心そのものは自分の心のベース、
そして相手への配慮=「愛」を実践していく訓練いただいています。

つきりん「愛」ですか…。
愛というと無償の愛というイメージですこし漠然している感じなのですが…。

感性論哲学の思風先生の教えでは人はみんな心が欲しいと思っています。その心をあげることが愛の実践とおしゃっています。
私も同感です。現代社会は心が貧しい…それを救えるのが「愛」。
その愛をどう実践するかがポイントですね。

つきりん
もう少し具体的に「愛の実践」を教えてください。


心が欲しいというのは、「認めて欲しい、ほめて欲しい、待って欲しい、許して欲しい、好きになって欲しい、信じて欲しい、分かって欲しい」ということ。
その欲することに対して、満たしていくことだとが「愛の実践」だと思っています。

つきりんなるほどですね…。
愛の実践の教育をすることで、社内にどんな成果が得られていると感じていますか?

 
一番は、スタッフの目つきや表情が変わってきていると思います
やはり目は心の窓ともいいますので
クリアでまっすぐだと明るく、元気でお客様にも信頼していただき 成果がぐっと高まってくると感じています。
この良い空気は、お客様への信頼、社員のやりがいとしての心の満足、
取引先の皆様への満足へと広がっていくと信じています。

つきりん鈴屋は人間力だと受け取りましたが
人的サービスがどんどんAI化されていっています。
鈴屋のサービス・感性は、どのように変化していくと思いますか?

 そうですね…。
AI化されても人的サービスの心の部分。私どもでいう「感性」の部分はAI化は決してできない所だと思います。
そこは鈴屋のみならず、私達人類が最も大事にしていかないといけない部分でもあります。
感性人間にひとりひとりがなること、「感じて、気づく」ことを大切にした従業員教育に力をこれからも注いでいきます。

今回は経営観・そしてAIのお話までお伺いしました。
次回はどんな社長さんが登場するのか?
お楽しみに~。