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  • 文化情報

2019.03.18

成人式には、なぜ振袖を着るの?

ひろにゃん

ひろにゃん

成人式には、なぜ振袖を着るの?

成人式の女性の装いとして定番となっている振袖。
着物の中でも特に華やかで存在感があり、憧れている女性も多いはず。

でも、なぜ成人式に振袖を着るのでしょう?
成人式や振袖の意味を知ると、振袖で迎える成人式がいっそう感慨深いものになるかもしれません。

振袖の起源

現在、振袖といわれている着物が誕生したのは、江戸時代のこと。江戸時代前期に若い女性が着る正装の和服の袖丈が次第に長くなりました。

なぜ長くなったのかということについては様々な説がありますが、ひとつには舞踊を披露する際、舞台の上でより美しく見えるように長くしたといわれています。

袖丈の長さは、1600年代には55~95cm、1800年代後半には95~122cmくらいになったといいます。現在は、最も袖の長い大振袖で114cmくらいとなっています。

明治時代以降は、未婚女性の正装として定着しました。袂が長くなると、より華やかに見える反面、日常の動作には邪魔になることが多いため、普段着として着用されることはありませんでした。

成人式で振袖を着る理由

振袖には恋愛のサインが隠されていました。女性から思いを伝えることがタブーとされていた時代、江戸時代初期に踊り子たちは袖を振ると愛情を示す、袖にすがると哀れみを請うサインとしていました。これを未婚の女性たちが真似し、流行したのです。

男性からの求愛に対し、「好き」と伝えるときは袂を左右に、「嫌い」と伝えるときは袂を前後に振って意思表示をしました。
現在でも恋愛関係で「振る」「振られる」という言葉が使われるのはここに由来しています。

さらに、既婚の女性は袖を振る必要がないため、振袖の袖を短く詰めて留袖として着用していました。
結婚しないでいることが恥とされていた時代、留袖を着ることは、結婚していることをアピールするためでもありました。

厄払いの意味も込められている

ゆらゆらと揺れる長い袖は、厄を払うとも言われています。女性の本厄は19歳、33歳、37歳、61歳のため、成人式の前の年は本厄になります。

本厄では男女共に体力に変化が訪れたり、家族や社会的な環境の変化が訪れやすい時期にあたるため、人生の門出に身を清めるという意味も込めて成人式で振袖が着られているのです。

 

〜MEMORIES OF LIFE〜

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