- 文化情報
2019.02.11
結納って??(当日編)
いよいよ、結納当日の流れをご案内致します。
当日の服装は、結納って??(準備編)でもご紹介した通り
セミフォーマルの服装が理想ですよ。
今回は、関東式の略式結納の流れを
会場に到着してから順を追ってご紹介いたします。
- 結納品を飾る
- 準備してきた結納品床の間や床の間の前に飾ります。
床の間を基準に男性側が向かって右、女性側が向かって左が基本です。
会話は挨拶程度にとどめ、静かに進めましょう。
ホテルや結婚式場で行う場合には、担当の人の案内に従って準備を進めましょう。
※最近では、洋室で行うことも多く有ます。
その場合は、テーブルを用意しその上に結納品を並べましょう。
準備が終わったら、いよいよ結納です。
- 会場へ入る
-
床の間を正面に、本人、父親、母親の順番で先に男性側、女性側の順に入室します。
全員そろったら着席します。
- 初めの挨拶
- 仲人がいない場合、進行役を男性側の父様が行います。(母様でも問題ありません)
挨拶の口上が終わったら、一同で深く礼をします。
挨拶口上例
今回は、結婚するふたりが主体となっている場合と家が主体となって行う場合に
2つのパターンをご紹介します。
ふたりが主体の場合
この度は○○様と、私どもの●●との縁談をご承諾くださいまして、ありがとうございます。
本日はお日柄もよろしいので、両家の婚約式を行いたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
家が主体の場合
この度は○○家のご長女・○○様と、私どもの二男・●●に良いご縁をいただきまして、誠にありがとうございます。
つきましては、本日はお日柄もよろしいので、婚約の儀を執り行わせていただきます。
- 結納品・受書の受け渡し
- 男性の母親もしくは、会場のスタッフが結納品と家族書を載せた台を持って女性本人の前まで運びます。
軽く礼をして席に戻り、そのあと男性の父親が口上を述べ深く一礼します。
(男性本人が運び、自分で口上を述べる方法でもOK!)
その後、女性本人、父・母の順に結納品の目録を取り出し目を通します。
女性の母もしくは、会場のスタッフが男性の前に受書を運びます。
その後女性の父より口上を述べます。男性側は礼を言い、席で受書を確認します。
これを女性→男性の流れで再度行います。
受け取る際には一連の流れがありますので、口上と共にご紹介します。
結納品を女性側に届けた後に、
男性の父または本人:「これは○○(家)からの結納品でございます。幾久(いくひさ)しくお納めください。」
新婦本人、新婦父・母の順に結納品の目録を取り出し目を通します。
確認が済んだら、
新婦本人:「ありがとうございます。ご結納の品、幾久(いくひさ)しくお受けいたします。」
受書を男性側に届けた後に、
新婦父:「○○(家)からの受書でございます。幾久しくめでたくお納めください。」
男性側は礼を言い、受書を確認します。
※上記の流れを今度は、女性→男性へ行います。
- 婚約記念品のお披露目
- 婚約指輪など、婚約記念品がある場合にはお披露目や取り交わしをします。 取り交わしの際、特に決まったセリフはありません。 事前に男性から女性に贈っているのなら、 「婚約記念品としていただきました」ときちんと披露しましょう。
- 締めの挨拶
- 男性の父親が結納が無事終わったことを宣言する結びの口上を述べます。
続いて女性の父親が返礼の口上を述べ、
一同で「今後もよろしく」と丁寧に挨拶し結納が終了です。
締めの挨拶例
■男性の父親がする場合
男性の父:「本日はどうもありがとうございました。おかげさまで、無事に結納を納めることができました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」
女性の父:「こちらこそ、ありがとうございました。今後とも末永くよろしくお願いいたします。」
■男性本人がする場合
本人:「本日はわたしたちのために、このような席を設けていただき、ありがとうございました。2人でこれから力を合わせて幸せな家庭を築いていきます。今後とも温かく見守ってください。よろしくお願い致します。」
女性の父:「こちらこそ、ありがとうございました。今後とも末永くよろしくお願いいたします。」
※新郎本人が挨拶する場合は、両家への感謝の気持ちと、今後のお力添えをお願いしましょう。
約20分間の儀式ですが、普段言いなれない言葉を使うこともあり緊張しますね。
結納の挨拶・口上は、全て丸暗記しなくてはならないということではありませんが
せっかくの晴れの日です。自分なりに言葉に変えても問題ありませんので
スムーズに言えるように準備をしておきましょう!!
結納のあとは、みんな集まるせっかくの機会です。
会食をして親睦を深める時間を設けるのもおすすめです。
結納をご案内しております。
初めてのことで、準備など分からないことも有るかと思いますが、
経験豊富なスタッフがお手伝いいたしますので
ご相談下さい。
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